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富士通、サブスクリプション型ビジネスに対応したSaaS型eコマースソリューション

多様な契約形態に対応

 富士通株式会社は17日、eコマース構築ソリューション「FUJITSU Business Application SNAPECシリーズ」(以下、SNAPECシリーズ)において、サブスクリプション型ビジネスに対応するSaaS型サービス「SNAPEC-PF S1/Platform」をラインアップに追加し、同日より販売開始すると発表した。レンタル/リース販売を行う業種全般において、サブスクリプションでの商品販売やサービス提供を実現する。

 SNAPEC-PF S1/Platformは、サブスクリプション型ビジネスにおいて、受注から契約、請求までの一連の業務をワンストップでサポートするサービス。見積もりや申し込み、状況照会といった手続きを、ECサイト上でサービス利用者自らが処理できるため、迅速なサービス提供がになるほか、サービス事業者側の業務負荷を軽減できるという。

 支払い方法は、月額、年額、初月無料、後払いなどのさまざまな方式に対応。サービス利用者のニーズに応えた柔軟な料金設定が可能になるとした。

 さらに、ほかのSNAPECシリーズや、eコマースに関するコンサルティングサービスなどの既存製品・サービスと組み合わせることで、事業者に最適なeコマースソリューションを提供できるとのこと。

 具体的には、在庫や出荷管理が必要となる物販商品にも対応したECサイトを構築する「SNAPEC-EX」、商品レコメンドや商品検索などEC業務を強化する「SNAPEC-FORCE」などと組み合わせると、eコマース基盤としての機能を向上させ、リアル店舗などの情報も活用したオムニチャネル対応、物販商品のサブスクリプションにも対応できるとしている。

 また今後は、キャリア決済やQRコード決済など、さらに多様な決済手段に対応する機能や、ECサイト画面を編集するコンテンツ管理機能を強化する予定だ。

 SNAPEC-PF S1/Platformの価格(税別)は、初期費用が1000万円から、月額費用が50万円から。富士通では、2021年度末までに10億円の売上を見込んでいる。