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2018年国内ITサービス市場のベンダー売上ランキング、富士通の1位は変わらず NECは前年の2位から4位に後退
～IDC Japan調査
2019年7月2日 15:54
IDC Japan株式会社は2日、2018年の国内ITサービス市場のベンダー売上ランキングを発表した。
それによると、2018年の同市場規模は前年比2.1％増の5兆6664億円。ベンダー売上の上位5社は、1位から順に、富士通、日立、NTTデータ、NEC、IBMとなりました。NECが2位から4位に順位を下げた一方、日立とNTTデータが順位を上げているという。
サービスセグメント別では、プロジェクトベース市場では、製造や流通、政府／公共分野を中心に、既存システムの刷新／更新需要が拡大し、上位10社すべてがプラス成長を遂げたとのこと。
また、安定成長が続くマネージドサービス市場では、上位ベンダーのランキングに大きな変化はなく、富士通が1位をキープしている。
一方でサポートサービス市場では、縮小傾向が続くハードウェアサポート＆保守市場の影響を受け、上位10社のうち3社はマイナス成長となった。
産業分野別に見ると、金融向けは、メガバンクのシステム統合案件の反動減を、保険やクレジットカードなど、銀行以外の案件でリカバリする状況が継続している。
製造向けでは、三菱重工の情報システム子会社を買収したNTTデータが20％を超える高成長を達成。政府／公共向けは、官公庁や大手電力会社向けの大型SI案件によって日立が売上を伸ばし、前年の3位から1位に順位を上げている。
なお、前年比売上成長率が最も高かった大手ITベンダーは、前年同様アクセンチュアとなった。同社は、すべての産業分野で2けた台後半以上のプラス成長を遂げており、ITサービス事業が大幅に拡大しているとのことだ。
