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東芝デジタルソリューションズ、米NebbioloのインダストリアルIoT基盤を強化

 東芝デジタルソリューションズ株式会社は2日、米Nebbiolo Technologies(以下、Nebbiolo)の「Nebbioloフォグプラットフォーム」において、スモールスタートに対応し、仮想マシン単位で安価に導入できる新ラインアップの提供を開始すると発表した。

 東芝デジタルソリューションでは、エッジでのIoT活用のニーズや課題に対応するため、2018年4月にNebbioloと提携し、同年11月より「Nebbioloフォグプラットフォーム」を販売開始。フォグ用ハードウェア「fogNode」、現場のシステムやアプリケーションを収容するソフトウェア「fogOS」、フォグをリモートで一元管理するシステム管理ソフトウェア「fogSM」をセットで提供することにより、遠隔拠点を含めた運用効率化を支援サポートしてきたという。

 今回は、この「Nebbioloフォグプラットフォーム」を手軽に活用できるようにサービス体系を刷新し、fogOS/fogSMのみを、仮想マシン単位で安価に導入できるようにした。また従来は、fogOS/fogSMを搭載できるのは専用のハードウェアであるfogNodeのみだったが、今後はNebbioloが認定する産業用コンピュータなどのハードウェアにも搭載可能となるため、用途に応じたハードウェア選択を行えるとのこと。

 なお、認定ハードウェアとなった東芝インフラシステムズの産業用コンピュータ「FA2100Tシリーズ」は、24時間連続稼働を前提に高信頼・長寿命部品を採用した設計、10年以上にわたって保守サポートが可能といった特徴を持ち、製造現場への「Nebbioloフォグプラットフォーム」導入に適しているという。

 さらに、1台の中に複数の仮想マシンを搭載できるため、ハードウェアやOSが老朽化した古い産業用コンピュータおよびアプリケーションの資産を有効活用することも可能。東芝デジタルソリューションでは、「Nebbioloフォグプラットフォーム」の仮想化ソリューションと、東芝インフラシステムズの産業用コンピュータの組み合わせにより、長期間安定した環境を、東芝グループとしてワンストップで提供できるとアピールしている。

「Nebbioloフォグプラットフォーム」の概要