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アライドテレシス、インテリジェントエッジスイッチ「x530Lシリーズ」に1000BASE-T×24ポートモデルを追加

 アライドテレシス株式会社は19日、レイヤ3のインテリジェントエッジスイッチ「x530Lシリーズ」のラインアップに、1000BASE-Tポート×24などを備えた「AT-x530L-28GPX」「AT-x530L-28GTX」を追加すると発表した。いずれも、6月20日より出荷を開始する。

 x530Lシリーズは、Gigabit Ethernet(GbE)インターフェイスと10GbEアップリンクを搭載したレイヤ3のインテリジェントスタッカブルスイッチ。「x530シリーズ」の特長である10GbEアップリンク、固定式冗長電源、大容量PoE給電(PoE+モデル)などはそのままに、ほかの機能をエッジ~ディストリビューション向けに求められるものに限定することで、高いコストパフォーマンスを実現しているという。

 今回提供するAT-x530L-28GPX/AT-x530L-28GTXは、いずれも1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポート×24と、SFP/SFP+スロット×4を搭載。AT-x530L-28GPXは、装置全体で最大720W、ポートあたり最大30WのPoE+給電にも対応し、Non-stop PoEライセンス「AT-x530L-FL11」を追加すると、PoE給電を停止せずに機器の再起動を行えるようになる。

AT-x530L-28GPX

 またVCS(バーチャルシャーシスタック)機能をサポートしており、複数のスイッチを双方向80Gbpsの帯域幅を持つスタックモジュールで接続し、1台の仮想スイッチとして扱うことができる。VCSグループは最大4台で構成可能。別売の「AT-x530L-FL12」ライセンスを利用すれば、x530Lおよびx530シリーズを自由に組み合わせて構築できるとした。

 このほか、インテリジェントエッジスイッチとして重要となるセキュリティ、認証、省エネ機能など豊富なレイヤ2plus機能、およびスタティック、RIP、OSPFルーティングなどのレイヤ3スイッチ機能に標準で対応。プレミアムライセンス「AT-x530L-FL01」を購入すれば、各種ダイナミックルーティングなどの機能を追加でき、ダイナミックルーティングを利用したディストリビューションスイッチなどへと拡張していけるとのこと。

 価格(税別)は、AT-x530L-28GPXが25万5000円から、AT-x530L-28GTXが18万5000円から。