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UiPath、クラウド名刺管理サービス「Sansan」の操作自動化を実現する「Connector for Sansan - Open API」を提供

 UiPath株式会社は11日、RPAソフトウェアの「UiPath」と法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」をAPI連携し、名刺情報の取得作業を自動化できる「Connector for Sansan - Open API」の提供を開始した。

 従来、UiPathユーザーが同作業を自動化する際は、UIベースでロボットを開発し、実行しているが、Sansanのアップグレード時やカスタマイズ時などにUIが変更されるとエラーが発生してしまい、そのたびにロボットの仕様も変更する必要があった。

 Connector for Sansan - Open APIは、API連携によりバックグラウンドで動作するため、UIの変更に左右されることなく、APIの仕様が変更されない限り、開発済みのロボットを安定して実行し続けられる。Sansanの画面が立ち上がることなく、バックグラウンドで自動的に名刺情報の取得処理が実行されるため、ロボットとウェブ画面のやりとりが減少することでエラー発生率が削減され、自動化業務を安全に実行できる。

 さらに、これまでの名刺取得作業も大幅に高速化が可能。たとえば、Sansanの管理画面で名刺情報を取得する場合、手作業では1件あたり数分、UIベースで開発したロボットを実行した場合もある程度の処理時間を要しているが、ソリューションを利用した場合にはバックグラウンドで一括処理されるため、所要時間を数秒に短縮できる。

 Connector for Sansan - Open APIは、マーケットプレイス「UiPath Go!」を通じて、UiPathユーザーに無償提供される。インストールは数分で完了でき、ロボット開発の時間も大幅に短縮できる。従来のUIベースでは、人による操作をレコーディングするなどにより数時間を要していたものを、1時間程度で実行可能になるとしている。