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NECネッツエスアイ、RPAとAI-OCRを組み合わせた業務プロセス効率化ソリューション

紙文書のデータ読取と入力の自動化を実現

 NECネッツエスアイ株式会社は16日、RPAとAI-OCRを組み合わせた業務プロセス効率化ソリューションを販売開始すると発表した。AI inside株式会社のAI-OCRソリューションとしては、AI inside株式会社の「DX Suite」を利用している。

 このソリューションは、手書き文字を含め、高い文字認識精度を実現したDX Suiteによって文字情報のデータ化を行ったうえで、そのデータをRPAにより自動的に抽出・入力するもの。深層学習(ディープラーニング)技術を採用しており、デジタルデータを学習してする仕組みによって、利用しているうちに、より高い認識精度で文字の読み取りを行えるようになるという。

 利用にあたっては、読み取りたい個所をマウスで範囲設定するだけで簡単に指定可能。一度範囲指定をすれば、解像度や傾きの補正、文字以外の除去などをAIで自動的に処理してくれる。

 またRPAに関しては、150以上の業務でRPAを導入した社内実績を持つNECネッツエスアイが、その知見を生かして、複数製品からユーザー企業の業務や要望に合わせたRPAを提供する。さらに、業務分析、業務課題の見える化、RPAの利活用支援といったオプションも用意しているとのこと。

 同社では、適用例として、勤怠管理・勤務報告、作業日報・作業者名簿、会員登録・申込受付といった業務を挙げているほか、これら以外にも、さまざまなシーンの活用が見込めるとアピールしている。

 価格は、1カ月間トライアルとして利用できる「トライアル導入」費用が25万円(税別)から。正式契約時には、別途、初期費用や運用費用が発生するとのこと。

 NECネッツエスアイでは、RPA関係の売上として、2022年までに累計10億円を目標としている。