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東芝デジタルソリューションズ、輸送器材の追跡・所在管理サービス「LADOCsuite/LogiTrace」

 東芝デジタルソリューションズ株式会社は25日、東芝のIoT「SPINEX」の物流向けIoTプラットフォームを構築し、それを基盤とする物流IoTソリューション「LADOCsuite」として提供すると発表した。第1弾として、輸送器材の追跡・所在管理サービス「LADOCsuite/LogiTrace」を同日より販売開始する。

 LADOCsuite/LogiTrace」は、荷物や輸送器材に貼付した個体識別情報(RFタグなど)を利用し、移動情報の自動読み取り、データフィルタリング、セキュリティ通信、蓄積データの見える化を行うサービス。物流現場で取り扱われる荷物、パレットやカゴ台車などの輸送器材、車両など、さまざまな個体のトレース情報をクラウド上に集めて蓄積し、それを管理・活用することで、配送先や自拠点内にある輸送器材の所在管理負荷を軽減し、輸送器材の紛失や拠点間の偏在を抑制して、購入コストの削減を図るという。

 さらに、こうした受払管理で課題となる輸送器材と配送先のひも付け作業については、輸送器材識別タグと配送先識別タグを同時に読み取ることで、運用負荷を軽減。ユーザー企業向けの個別アプリケーション開発サービスも用意しているので、蓄積された輸送器材の配送先情報を活用した誤積込防止など、作業品質の改善にも貢献するとした。

 また移動情報の読み取り方式は、据置型のRFIDリーダーを標準でサポート。クラウド通信と機器制御を分離したエッジモジュール構成を採用することで、ユーザー企業の取り扱い荷物に最適な読み取り機器と接続できるとしている。

 料金体系は月額制で、企業が管理する輸送器材に応じたライセンス体系、使用するリーダー数に応じたライセンス体系から選択可能だ。

 なおサービスでは、輸送器材に加えて荷物、車両、作業員などのデータの一元管理が可能なことから、管理するターゲットの拡張、輸送中のトレース情報の収集機能の追加を予定しているとした。