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ネオアクシス、IBM iのインターネットEDIツール「Toolbox JXクライアント」に流通BMSに対応するXML変換機能を追加

 ネオアクシス株式会社は17日、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)のPower Systems(以下、IBM i)で稼働する、インターネットEDIツール「Toolbox JXクライアント」に、流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)基本形Ver1.3に対応する「XML変換機能」を追加したと発表した。

 ネオアクシスでは、IBM iの保守/運用/EDIツールとして「Toolbox for IBM i/Toolbox for System i5(以下、Toolbox)」を提供しており、2018年5月にはIBM iからインターネットEDIの通信手順である「JX手順」の利用を可能とする「Toolbox JXクライアント」を提供している。

 ネオアクシスでは、2024年1月に予定されているINSネットディジタル通信モードのサービス終了を機に、流通BMSへEDI環境の移行を検討する企業も増えていると説明。こうしたことから、IBM i上で流通BMSの利用を可能にするため、Toolbox JXクライアントに流通BMS基本系Ver1.3に対応するXML変換機能を追加した。

 Toolbox JXクライアントのXML変換機能を利用して、IBM i上のコマンドを実行することで、固定長フォーマットとXMLファイルとの相互変換ができるため、複雑な変換プログラムを組むことなく、従来の運用形態でIBM iから流通BMSの利用が可能となる。レガシー手順から流通BMSへの移行も、IBM i上で通信定義の変更を行うだけで容易に行うことができ、レガシー手順からJX手順、レガシー手順から流通BMSなど、通信相手先の状況に応じてEDI環境を移行することも可能になる。

 製品の価格は、P05(最小構成)が22万円(税別)から。XML変換機能の機能追加による価格の変更はない。ネオアクシスでは、IBM iでインターネットEDIへの対応が必要となる企業を対象に製品を販売し、5年間で300本の販売を目標とする。