ニュース

キヤノンMJ、ウェブ経由の情報漏えい対策サービス「Security Gate for Proxy」と「GUARDIANWALL WebFilter Ver 1.4」を提供

 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は11日、ウェブ経由の情報漏えい対策ソリューションの「GUARDIANWALL Webファミリー」について、新たにクラウドサービスとして展開する「Security Gate for Proxy」と、オンプレミス向けソリューションの新バージョン「GUARDIANWALL WebFilter Ver 1.4」を、5月8日に提供開始すると発表した。

 GUARDIANWALL WebFilterは、ウェブサイトへのアクセスをカテゴリーごとに制御し、業務外のウェブ利用の抑制とともに、ウェブメールやSNSなどに添付されるファイル内のテキスト情報を含む、外部に送信される情報を検査する機能により、ウェブからの情報漏えいを防ぐソリューション。新たに展開するSecurity Gate for Proxyは、GUARDIANWALL WebFilterの機能をクラウドサービスとして提供する。

 新バージョンでは、ウェブサイトの常時SSL化が進む状況に対応するため、SSLデコード処理を高速化。旧バージョンと比較して、デコード処理を約2倍に高速化した。また、ウェブ経由でアップロードされたテキストの検査(テキスト抽出処理)機能についても、従来バージョン比で約10倍に高速化した。

 SNSや掲示板、ウェブメール、オンラインストレージサービスといった、ウェブ上にある提供サービスへの送信データの検査にも対応。サービスごとに異なるデータ構造を解析し、ファイルや文字情報の正確な検査を実現することで、機密情報の送信を遮断する。

 また、改正個人情報保護法への対応として、パスポート番号や運転免許書番号、傷病名などを検査対応として追加。住所や携帯電話番号(060始まり)、生年月日の新元号(令和)対応なども行った。

 運用面では、コンテンツ検査機能をより多くのユーザーが利用できるよう、一般的なセキュリティルールが初期状態でセッティング可能となるひな形ルールの提供し、簡単設定を実現した。

 製品の価格(税別)は、Security Gate for Proxyが初期費用20万円、月額30万円(500モデル:251~750ユーザー程度)から。GUARDIANWALL WebFilter Ver1.4が年額15万円(25ユーザー)から。