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IIJ Global Solutions Indonesia、オルツテクノロジーズ、ネクストアドバイザーズがASEAN向け事業で協業

AIを活用した多言語対応型企業向けチャットサポートサービスを展開

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)のグループ会社で、インドネシア現地法人のIIJ Global Solutions Indonesiaと、株式会社オルツテクノロジーズ、株式会社ネクストアドバイザーズの3社は2日、ASEAN主要4カ国(インドネシア、シンガポール、ベトナム、タイ)における日系・非日系企業のカスタマーサービス事業の支援を目的に、AIを活用した多言語対応型サポートサービス「altGo Support」の開発および販売促進に関して協業すると発表した。

 第一弾として、インドネシアおよびシンガポール向けに、日本語、英語、インドネシア語に対応したチャットサポートサービスを7月から提供する。インドネシアにおいては3年以内に同国のサポートAIサービス分野でトップシェア獲得を目指す。また今後、2019年内に、ベトナム、タイ向けサポートインターフェイスの開発およびサービス提供を予定する。

 海外ではカスタマーサポート分野において、従来の電話やメールでのサポートに加えてチャットを利用したサポートが多用されているが、従来のチャットサポートサービスは、英語が主流言語で、ASEANにおいて各国現地語に対応したサポートサービスを利用することができないという課題があったという。

 協業によるaltGo Supportは、オルツテクノロジーズが保有する質問回答エンジン「NEO RMR」をベースに、3社が現地言語に対応するチャットのインターフェイスを開発。IIJグループがASEAN4カ国で展開するクラウド上に構築し、IIJグループ現地法人がそれぞれ企業向けに販売していく。

 altGo Supportにより、顧客企業はAPIを活用することで、オルツテクノロジーズの対話型人工知能を自社インターフェイスに組み込むことができる。サービスの導入初期においては、有人オペレーターとAIオペレーターを併走させ、人工知能がエンドユーザーとオペレーターのやり取りを学習。学習データを蓄積しながら、徐々にAIオペレーターの回答範囲を増やしていき、AIオペレーターの完全自動化に切り替える。

 この仕組みにより、事前に大量のQAデータを整形・投入したり、一括学習にリソースを割いたりする必要がなく、申し込みから短期間でサービスの利用開始が可能。製品の使用方法、観光案内、レセプション業務、飲食店内のオーダーシステム、各種予約受付など、さまざまな場面に応用できるとしている。

 オルツテクノロジーズでは、4月3日~5日に東京ビッグサイトで開催される「第3回AI・人工知能 EXPO」に出展し、今回の取り組みについて紹介する。

 IIJ Global Solutions Indonesia、オルツテクノロジー、ネスクトアドバイザーズの3社は、サポートAIサービス分野において各社の強みを融合し、顧客にとって付加価値の高いサービスの提供に努めていくとしている。