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CTC、BlackBerryの企業向けモバイル管理ソリューションを販売
2019年4月2日 12:03
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は2日、カナダBlackBerryと販売代理店契約を締結し、エンタープライズモバイル管理(EMM)ソリューション「BlackBerry Enterprise Mobility Suite(EMS)」を提供開始すると発表した。
「BlackBerry EMS」は、モバイル環境のデバイスやアプリケーション、コンテンツを一元管理し、セキュリティを確保して社内システムへのアクセスを可能とするEMMソリューション。セキュアなWebブラウザ、メール/カレンダー、デバイス管理、アプリケーション管理、ドキュメント連携、アクティビティ追跡など、企業のモバイル環境に必要とされる機能をさまざま備えているという。
ラインアップとしては、利用する機能の組み合わせにより5つのライセンスを提供。すべての機能が利用できる最上位ライセンス「Content Edition」では、共有したファイルのアクティビティ追跡やダウンロードしたファイルの無効化など、安全なコンテンツのやり取りを可能にする「BlackBerry Workspaces」も利用できるとした。
また、国際規格「ISO/IEC 15408」に規定されるコンピュータセキュリティのための認定基準「コモンクライテリア」において、評価保証レベル(EAL:Evaluation Assurance Level)のEAL4+を取得しており、特に高い水準のセキュリティが要求される金融機関や官公庁にも適しているとのこと。
さらに、BlackBerryが特許を取得している独自技術によって、外部からの通信に対してファイアウォールのポートを開放する必要がないため、不正アクセスやサイバー攻撃のリスクを最小化し、安全なリモートアクセス環境を構築できるとアピールしている。
1ユーザーあたりの価格は、エントリーの「Management Edition」が月額438円、Content Editionが月額3125円など。クラウド環境を利用する場合は、別途クラウド利用料がかかる。
CTCでは、同社が培ってきたセキュリティ関連ビジネスの知見を生かし、関連するシステムの構築やネットワークの設定変更を含めて、「BlackBerry EMS」の導入を支援するとのことだ。同社は、金融機関や官公庁などを中心に販売を進める計画で、関連するシステム構築を含めて3年間で6億円の売上を目指している。