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AIが自動で文字起こしや翻訳を実行、NTT Comの会議支援クラウドサービス「COTOHA Meeting Assist」

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は29日、自然言語解析技術を活用したAIサービス「COTOHAシリーズ」において、AIが自動で文字起こしや翻訳を行う議事メモ作成サポートサービス「COTOHA Meeting Assist」を4月1日より提供すると発表した。

 COTOHA Meeting Assistは、「COTOHA API」などのAI関連技術を利用して会議をサポートするクラウドサービス。会議や打ち合わせなどの音声がリアルタイムでテキスト化され、ミーティング画面に表示されるという。また、会議の場にいないメンバーも、テキストチャットでミーティングに参加することが可能。日本語から外国語、外国語から日本語への即時翻訳にも対応している。

ミーティング画面

 議事メモ管理画面では、発言の一覧表示や編集、音声ファイルの再生を行え、会話内容から自動的に抽出したタスクや重要な発言を、簡単な操作で議事に転記することもできる。このため、「明日までに見積書を作る」といったようなToDoや決定事項の抜け漏れを防ぎやすく、業務の進ちょく管理にも貢献するとした。

議事メモ管理画面(部分)

 利用にあたっては、インターネットに接続したPCやスマートフォンがあればよく、専用の機器などは不要だが、音声精度を上げるために外付けのマイクなどを利用することもできる。

 なお、会話内容の音声データや議事メモのテキストデータは、ユーザー企業専有のクラウドサーバーに保管される仕組みで、セキュリティを保って保管するとのこと。

 1CPU、8GBメモリ、100GBストレージが提供される月額基本料金は3万5000円(税別)。1CPU、8GBメモリを追加するごとに月額1万円(税別)、10GBストレージを追加するごとに月額1000円(税別)のオプション料金がかかる。また、サービスで利用する一部のAPI(音声認識および翻訳)については、別途契約が必要。