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フリービット、法人向けクラウド型監視カメラサービスを強化
SIMとセットにした閉域型監視カメラ向けサービスなどを提供
2019年3月22日 12:58
フリービット株式会社は22日、法人向けのクラウド型監視カメラサービスにおいて、2つの新ラインアップを発表した。ネットワークカメラなどのデバイスをクラウド上で統合管理する「freebit cloud CAMPASS」と、フリービットSIMとクラウドベースの録画機能などをパッケージ化した「クラウド録画」を、同日より順次提供する。
新サービスのうち「freebit cloud CAMPASS」は、ネットワークカメラをはじめとしたさまざまなデバイスを、クラウドで統合管理するプラットフォームサービス。標準ではONVIF(Open Network Video Interface Forum)対応製品をサポートするが、ユーザー企業が希望するスペックや仕様に合わせたインターフェイスを提供できるとのことで、ネットワークカメラだけではなく、ドアホンやスマートロックといった多様なデバイスとの連携も可能とした。
標準機能としては、契約したストレージ領域の範囲内で蓄積された映像を検索・閲覧できる「アーカイブ」、カメラがとらえた動体イベントを検知してストレージ領域に保存する「動態検知」、登録されているIPスピーカーやアカウントへ音声通話を発信する「音声通話」、カメラ映像を図面やフロア図、GoogleMapに設置位置をマッピングする「ロケーション管理」といった機能を利用できる。
またオプションでは、顔認証や人数カウントなどを実装する「画像認識」、遠隔地にある機器をクラウドから制御し、ランプ点灯やロック解除などの操作を可能とする「機器制御」なども提供するとのこと。
価格は個別見積もりとなり、提供開始は3月22日。
一方の「クラウド録画」は、フィリービットの提供するセキュアな閉域環境を利用して録画データの送信を行える、クラウドベースの録画サービス。カメラはAXIS、パナソニック、ソニー、キヤノンなどさまざまなメーカーの数百機種に対応しているため、設置環境や要件に合わせて最適な製品を選択可能とした。
録画機能は、株式会社アロバの録画ソフト「アロバビュー」をベースに構築されており、ユーザーごとに設定できる「閲覧権限」、1画面で最大36個のカメラ映像の同時閲覧を可能にする「カスタムビュー」などの機能を搭載。PTZ(パン/チルト/ズーム)操作に対応するため、遠隔からカメラの向きを変更したりズームを行ったりすることも可能だ。
さらに、モバイル環境にも対応しており、スマートフォンやタブレットの専用アプリから、録画・再生やモニタリングを行えるとしている。
参考価格例(税別)は、VGA/5fps、128Kbpsの品質を想定した「エントリー」プランの場合、7日間が1000円、30日間が1800円。別途、各プランに応じたフリービットSIMの契約が必要となる。提供開始は4月1日の予定。