ニュース

DC ASIAとシュナイダーエレクトリック、エッジコンピューティング向け空調機で販売・保守パートナー契約を締結

 株式会社DC ASIAとシュナイダーエレクトリックは19日、シュナイダーエレクトリックの小規模サーバールーム向けの局所空調機「InRow SC」に関する販売・保守パートナー契約を締結し、4月1日に販売を開始すると発表した。

 InRow SCは、データセンターやサーバールームのITラック列内に組み込む局所冷却「InRow」シリーズの中でも、ラック1~10本程度の小規模サーバールームに適した冷却能力を備えたモデル。室外機が不要なため、配管工事など既存サーバールームの大幅な改修工事を行うことなく、熱だまりの解消や空調効率の改善が可能となる。

 DC ASIAでは、IoTやAIなどの発展によりデータ活用が進む中、利用者やデータ発生端末の近くでデータ処理を行うエッジコンピューティングの重要性が再認識されているとして、エッジコンピューティングのシステムが設置されるサーバールームでの需要を見込み、InRow SCを日本国内で先行して販売するとしている。

 また、今回のパートナー契約を機に、DC ASIAとシュナイダーエレクトリックは両社の知見を生かし、サーバールームの安定運用、エネルギー効率化、運営効率化に貢献すると説明。DC ASIAでは、オフィス移転を計画されている企業や、クラウド化が進んでラックの統合や整理を計画する企業などを対象に、初年度50台の販売を目指す。