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Microsoftが3月の月例パッチ公開、Windowsのゼロデイ脆弱性などを修正

 日本マイクロソフト株式会社は13日、3月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。日本マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。

 対象となるソフトウェアは、Windows、Microsoft Edge、Internet Explorer(IE)、Office関連のソフトウェア、.NET Core SDK、Nuget、Mono Framework、Visual Studio、ChakraCore、Team Foundation Server。また、Microsoft Edge/IEに同梱されるAdobe Flash Playerについても、修正パッチが提供されている。

 これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアは、Windows(Windows 10/8.1/7およびWindows Server 2019/2016/2012 R2/2012/2008 R2/2008)、Microsoft Edge、IE、ChakraCore。Adobe Flash Playerを除く修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで64件で、うち最大深刻度が“緊急”のものが17件。

 今回修正した脆弱性のうち、Windows 7およびWindows Server 2008 R2/2008を対象とした「CVE-2019-0808(Win32kの特権の昇格の脆弱性)」は、Google Chromeの脆弱性と組み合わせた悪用が確認されているとして、Googleが3月7日に情報を公開していたもの。また、Windows 10/8.1/RT 8.1およびWindows Server 2019/2016/2012 R2/2012を対象とした「CVE-2019-0797(Win32kの特権の昇格の脆弱性)」についても、既に悪用が確認されているという。