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NEC、A3対応モノクロプリンター「MultiWriter」シリーズ3機種を発売

 日本電気株式会社(以下、NEC)は13日、A3対応モノクロプリンター「MultiWriterシリーズ」の新製品「MultiWriter 8800/8700/8600」の販売を開始した。出荷開始日は2月28日。

 新製品は、官公庁や企業のセキュリティ強化に求められるネットワークの2系統化に対応するため、標準搭載のLANから独立した2つ目の有線LANを追加できるオプションを用意。1台で分離した2つのネットワーク環境を使い分けることで、よりセキュアな運用とプリンタの台数削減を可能にする。

 また、出力文書の取り忘れや取り違いによる紙からの情報漏えい対策として、ICカードや顔で利用者を識別した上で印刷を実行する認証印刷もオプションとして用意する。

 用紙の排出経路から見直した新設計の印刷エンジンの採用により、MultiWriter 8800の場合で、最大片面毎分45ページの高速印刷や、約6.0秒の1枚目印刷、180万ページの高耐久性に対応。従来機に比べて小型化することで、スペースが限られた場所への設置の自由度を向上するとともに、印刷物を本体奥から手前に排出するように変更することで、印刷物の取り出しやすさも向上した。

 印刷コントローラも刷新し、「AirPrint」「Google Cloud Print」などにも対応。オプションの無線LANアダプターとの組み合わせにより、モバイル機器からのワイヤレス接続による印刷にも対応する。

 製品ラインアップと希望小売価格(税別)は、A4同一原稿片面連続プリント時の印刷速度が毎分45ページの「MultiWriter 8800」が21万8000円、毎分38ページの「MultiWriter 8700」が15万8000円、毎分32ページの「MultiWriter 8600」が13万8000円。NECでは、3機種合計で3年間で10万台の販売を目標とする。

MultiWriter 8800