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富士ゼロックス、クラス最小サイズを含むA3モノクロプリンター新製品を発表

 富士ゼロックス株式会社は12日、A3デスクトップモノクロプリンターの新製品3機種を発表した。製品ラインアップは、デスクサイドや窓口業務向けで印刷速度(A4ヨコ片面)が毎分32枚の「DocuPrint 3200 d」、毎分38枚の「DocuPrint 3500 d」、基幹業務向けで毎分45枚の「DocuPrint 4400 d」。発売は2月28日。

 新製品は、3機種とも自動両面印刷を標準搭載するA3モノクロプリンター。DocuPrint 4400 d/3500 dは180万ページ、DocuPrint 3200 dは120万ページの耐久性を備え、はがきなどの小サイズ紙からA3サイズ、最大297×1200mmの長尺用紙まで、最少60g/㎡の薄い普通紙/再生紙から、最大220g/㎡までの厚紙など、幅広い用紙対応力を備える。

 オプションのトレイモジュールを追加することで、DocuPrint 4400 dは最大2300枚、DocuPrint 3500 d/3200 dは最大2000枚の給紙が可能。特殊なサイズの用紙を事前設定なしに印刷でき、「サイズ不一致時の処理」をオンにすることで、プリント指示したサイズとトレイの用紙サイズに違いがあってもプリントできる。領収済通知書や払込取扱票といった非定形サイズの用紙でも個別設定が不要で、スピーディーにプリント指示が行える。

 セキュリティ機能については、ネットワーク通信の安全対策、プリンターのハードディスクの安全性をさらに強化。また、プリンター本体に2つの異なるネットワーク回線を接続でき、同一オフィス内でも通信を分けて利用できる。

 富士ゼロックスのプリンターとして初めて、4.3インチのタッチパネルを搭載したサーバーレス認証アダプター「Authentication Adapter with Touch Panel」に対応(オプション)。ICカードや認証IDによるプリント認証により、ユーザーのプリントジョブ一覧を表示して、ジョブの選択、部数の変更、ジョブの削除などがより簡単に利用できる。

 本体は省スペース・ローフォルムデザインを採用したことで、A3モノクロプリンターとしてはクラス最小の外形高さ263mm、A4縦高さに収まるコンパクトサイズを実現。Wi-Fi(IEEE 802.11a/b/g/n)接続に対応し、給排気ファンの動作音や通紙の音を用紙搬送経路の最適化により小さくするなどトップクラスの静音性能を実現しており、設置場所を選ばず利用できるとしている。

 製品の標準価格(税別)は、DocuPrint 3200 dが12万8000円、DocuPrint 3500 dが15万8000円、DocuPrint 4400 dが21万8000円。

DocuPrint 3200 d
DocuPrint 3500 d(フェイスアップトレイ装着時)
DocuPrint 4400 d(トレイモジュール、専用キャスター台装着時)