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マクニカネットワークス、日本KFCホールディングスへCASBソリューション「Symantec CloudSOC」を提供

 マクニカネットワークス株式会社は8日、日本KFCホールディングス株式会社(以下、日本KFCH)に、米Symantec製のCASBソリューション「Symantec CloudSOC(以下、CloudSOC)」を提供したと発表した。

 CloudSOCは、シャドーIT(従業員による管轄外のサービス利用)に対する効果的な対策を可能にし、利用が許可されたクラウドサービスを視覚化して制御する機能を提供するクラウドセキュリティソリューション。

 日本KFCHでは、約3年前から社内におけるクラウドサービスの利用ニーズが増えはじめ、それに伴い、社員からクラウドサービスの利用申請があった際、該当サービスの信頼性を審査した上で承認を行う情報システム部門の作業負担が増加していたという。また、クラウドサービスの中でもブラウザーベースのものは、管理者権限がなくても使用できるため、社員が申請をせずに独自利用している可能性も否定できなかった。

 CloudSOC導入後は、その機能の1つである、各クラウドサービスの信頼性・危険度を表すスコア判定を活用することにより、情報システム部門がこれまで手作業で行ってきた調査時間や作業負荷を大幅に軽減できたと説明。また、社員のクラウドサービスの利用状況を可視化できるようになったことで、シャドーITによる情報漏えいリスクも軽減したという。

 さらに、クラウドサービス利用における社内ルールの策定や、ガバナンスの担保、コンプライアンス順守に向けた基盤の構築にもCloudSOCを活用。セキュリティを担保しながらクラウド活用を積極的に進めるために、CloudSOCは欠かせないツールとなっているという。

 マクニカネットワークスでは、今後もCloudSOCをはじめ、クラウド時代に必要となるSymantec製品のセキュリティ対策全般を提供することで、顧客のセキュリティレベル向上と、コンプライアンス順守やガバナンス担保の促進を支援していくとしている。