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複数のクラウドを自動連携し業務効率化、NECネッツエスアイが米Workatoのワークフロー自動化サービスを販売

 NECネッツエスアイ株式会社は21日、複数のクラウドサービスを自動的に連携させて業務効率化を実現する、米Workatoのワークフロー自動化サービス「Workato」を販売すると発表した。提供開始は2月を予定している。

 Workatoは、APIを利用してクラウドサービスを自動的に連携させ、業務フローの短縮、生産性向上を実現するiPaaS(Integration Platform as a Service)。

 従来、複数のクラウドサービスにまたがるデータやプロセスを連携させるためには、人手でプログラム開発を行っていたが、Workatoでは、各サービスが提供しているAPIを用いて、ほぼ自動で連携を行える環境を提供するため、複数のクラウドサービスで分散管理されているデータや業務プロセスを短期間で統合し、業務の効率化を図るとともに、ビジネススピードの向上を実現するとしている。

 なお、自動化の設計(レシピ作成)はWeb GUIベースで容易に設計・設定でき、NECネッツエスアイでも、ユーザー企業のニーズに応じて支援できるとのこと。

自動化レシピ作成画面のイメージ

 NECネッツエスアイでは、営業ワークフローを自動化したり、会話型ボットを構築できるSNSとの統合によって、SNS上からすべてのクラウドの情報を活用したり、といった利用例を挙げている。

これまでの営業ワークフロー(左)とWorkato導入後の営業ワークフロー(右)。人が介在して行っていた作業をWorkatoが自動処理する
ボットからSalesforceの商談案件を確認している例

 Workatoの価格は、「Baseプラン」で年額84万円(税別)から。NECネッツエスアイでは、2020年までに、関連するサービスなどを含めて10億円の売り上げを目標としている。