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富士通マーケティング、輸配送業務の運行管理ソリューション「AZCLOUD SaaS スマートデジタコ」を提供
2019年1月17日 16:12
株式会社富士通マーケティングは17日、業種向けクラウドサービス「FUJITSU Enterprise Application AZCLOUD SaaS」シリーズの新たなラインアップとして、スマートフォンを活用した運行管理ソリューション「FUJITSU Enterprise Application AZCLOUD SaaS スマートデジタコ(以下、AZCLOUD SaaS スマートデジタコ)」の提供を開始した。
AZCLOUD SaaS スマートデジタコは、走行データをデジタル式運行記録計(デジタルタコグラフ)とスマートフォンで取得し、走行データをクラウド上で一元管理することで、リアルタイムな運行管理や動態管理を実現するソリューション。
デジタルタコグラフにはトランストロン製「DTS-E1」を採用し、取得するデータを法定3要素(速度、距離、時間)に限定することで、ローコストでの導入を実現。1車両から導入できるため、営業車を保有する幅広い顧客の業務効率化や安全対策の強化を実現する。
運転者はスマートフォンの専用アプリを利用して、出庫処理などのステータスを簡単に登録できる。運転日報は、専用アプリで帰庫処理を行うと、あらかじめ設定した事務所側のソフトから自動で出力でき、手書きやExcel入力から解放され、作業効率化を実現。また、スマートフォンのGPS情報を活用して、事前に登録した地点やエリアに到達すると注意喚起の音声ガイダンスを流す設定ができ、危険運転の抑制も可能となる。
走行データはセキュリティ対策がなされた「FUJITSU Cloud Service AZCLOUD IaaS」で管理し、安定的なシステム運用と管理者の負荷軽減を支援。また、スマートフォンの専用アプリ画面や出力した運転日報などに不具合が生じた場合でも、コールセンターで問題点の切り分け・調査や、保守手配など一括で受け付け対応を行う。
サービスの価格(税別)は、サービス登録費用や管理者用ID 5IDを含む初期設定が5万円。サービス利用料、回線費用、コールセンター対応費用を含む基本サービス料が1車両につき月額1680円。オプションの利用ID追加は1IDにつき月額2400円。デジタルタコグラフ本体は4万1400円。
富士通マーケティングでは、運輸業だけでなく輸配送業務を取り扱う幅広い中堅中小企業の顧客に向けて、センサーデバイスなどを連携させた走行データのさらなる活用により、業務効率化や働き方改革を支援していくとしている。