さくら情報システム、UiPathの簡易ロボット設定ツール「さくっとロボ」と自動メール応答ロボット「秘書ロボ」提供

　さくら情報システム株式会社は9日、米UiPathが提供するRPAツール「UiPath」のユーザビリティ向上を実現するソリューションとして、簡易ロボット設定ツール「さくっとロボ」と、自動メール応答ロボット「秘書ロボ」の提供を開始した。

　さくっとロボは、UiPathとExcelを組み合わせることで開発期間を短縮し、導入後のメンテナンスを容易にするツール。

　例えば、アプリケーションにデータ入力する業務をUiPathのみでRPA化する場合には、「ログイン」「入力画面へ移動」「画面の入力」といった操作をすべてUiPathで設定する必要があるが、さくっとロボでは「ログイン」「入力画面へ移動」など比較的簡単な操作はUiPathで設定し、「画面の入力」などさまざまな計算が必要となる複雑な操作はExcelで設定する。

　使い慣れたExcel関数を利用することで、UiPathでプログラムを書くよりも簡単に設定でき、設定内容が自動的に標準化されるため、誰が見ても分かりやすく、不具合が発生した場合にもどこで作業が止まったのかを容易に確認できるとしている。

　秘書ロボは、利用者がメールでロボットへ指示し、ロボットはメールを受信後、作業を自動処理し、依頼者へメールで結果を返す仕組み。

　交通費精算など、多人数が各自のタイミングで実施する業務を自動化する場合には、各自のPCにロボットを導入する必要があるため、人数分のライセンスコストがかかるが、メールを介すことで利用者のPCにロボットを導入する必要がなくなり、費用を抑制して作業を自動化できる。

　さくっとロボと秘書ロボはいずれも、UiPathライセンス販売に付随するサービスとして販売する。サービス価格はライセンス数に応じた個別見積もり。