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NTT東日本、コミュニケーションロボットによる多言語の館内案内・周辺施設案内の実証実験をSHIBUYA109で実施
2018年12月19日 16:27
東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は19日、コミュニケーションロボットを活用したインフォメーション業務の効率化を目的とする実証実験を、SHIBUYA109で実施すると発表した。
NTT東日本では、クラウド型ロボットプラットフォームサービス「ロボコネクト」を2016年9月から提供しており、コミュニケーションロボットの業務活用範囲の拡大、特に多言語(日本語、英語、中国語、韓国語)による音声発話・認識機能の向上を図ることで、訪日外国人対応に課題をお持ちのお客さまへのソリューション提供を目指している。
SHIBUYA109では、訪日外国人の増加に伴い、館内の施設案内やショップ案内といった通常のインフォメーション業務に加え、渋谷周辺の施設案内など業務量の増加が課題となっていた。こうした背景を踏まえ、SHIBUYA109のインフォメーション業務効率化と来訪者満足度の向上に向け、コミュニケーションロボット「Sota」を活用した多言語による館内案内、周辺案内を行い、スタッフと協業したインフォメーション業務の実証実験を行う。
館内案内では、Sotaによるガイドやタブレットの操作により店舗の情報を表示し案内を行う。周辺案内では、渋谷周辺の商業施設や飲食店等、目的地までの地図情報を表示し、さらにQRコードにより来訪者の端末に地図情報を転送することで、SHIBUYA109から目的地まで案内する。また、来訪者への問いかけ、利用履歴を分析し、定期的に遠隔から対話シナリオや表示コンテンツの改善を図る。
実証実験により、Sotaの導入によるインフォメーション業務の効率化と、案内業務をSotaとスタッフで分散し、混雑を緩和することによる来訪者満足度の向上を検証する。
実証実験の実施期間は、12月20日から2カ月程度を予定。実施場所はSHIBUYA109の1階インフォメーションカウンター。
NTT東日本では実証実験を通じ、「訪日外国人対応における課題」を持つ顧客に向けた「新たなソリューションの提供」を目指すとともに、「地域とともに歩むICTソリューション企業」としてICT技術の新たな活用シーンを創出するとしている。