ニュース

アイティフォー、AI insideのAI-OCRソリューション「DX Suite」を提供

金融機関向けシステムと連携、ローン受付業務の効率化を支援

 株式会社アイティフォーは10日、AI inside株式会社と協業し、同社のAI-OCRソリューション「DX Suite」を提供開始すると発表した。

 DX Suiteは、画像認識したデータを、AIを用いてテキスト化することで、高い読み取り精度を実現したOCRソリューション。共通エンジン「Neural-X」が、150社以上のユーザーの修正データを学習して進化する点も特徴という。

 アイティフォーでは取り扱いにあたり、まず、金融機関向けの個人ローン業務支援システム「SCOPE」とDX Suiteとの連携を開始した。

 ローンの申し込みを受け付けた場合、Webやタブレット経由で行われた申し込みの情報はSCOPEへ自動取り込みできるが、不動産会社からFAXで受領する用紙、また店頭で記入された用紙の情報は、職員がシステムに手入力しているのが現状という。しかしSCOPEとDX Suiteを組み合わせることにより、OCRがテキスト化した内容をSCOPEに連携可能となるため、ミスの削減と効率化が図れるとのこと。

 価格は、初期費用が150万円、月額費用が月額10万円から。

 アイティーフォーでは、金融機関や地方自治体などを対象に、今後3年で50社の受注を目指すとのこと。また今後は、自社のRPA業務自動化ツールや自治体向けシステムなど、さまざまな製品との連携を進め、顧客の業務効率化を支援していくとしている。