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NTTデータ四国、全銀EDIシステム（ZEDI）対応のバンキングソフト「EBNext2 DX」を提供
2018年12月3日 16:43
株式会社NTTデータ四国は、12月25日にスタートする全銀EDIシステム（以下、ZEDI）に先立ち、ZEDI対応のパソコンバンキングソフト「EBNext2 DX」の販売を12月17日に開始する。
2018年6月に発表された政府の「未来投資戦略2018」を踏まえて、2018年12月にはZEDIが稼動し、2020年までに送金電文の全面的XML化を実現することが求められている。一方、企業ではこうした動向を踏まえ、送金電文や入出金電文のXML化に対応し、将来的には紙の請求書や領収書に依存しない自動化された効率的な経理業務への移行が求められている。
こうした変化に対応するため、NTTデータ四国は「EBNext2 DX」に、XML情報を定義するテンプレートを活用し、企業のERPや会計システムから出力された情報を基に、送金電文をXMLに自動変換、XMLの入出金電文を会計システムなどに入力できる形式に自動変換する機能を追加し、提供する。
株式会社データ・アプリケーションのJX手順対応EDIクライアント「ACMS Lite Neo」を使用した直接接続と、株式会社NTTデータが提供する「VALUXサービス」を介した間接接続による通信方式の双方に対応。電文の形式についても、XMLの総合振込、入出金明細、振込入金通知と、固定長の給与・賞与振込、口座振替請求、地方税振込の両方に対応する。
EDI情報を定義するテンプレートを利用して、企業ごとに異なるEDI情報の作成や閲覧を自動化。会計システムなどとのデータ連携を容易にする、XMLと固定長（CSV）データの相互変換機能を搭載する。マルチバンク（複数の金融機関）利用が可能なパソコンバンキングソフトで、直感的な操作で企業の会計システムなどから銀行のシステムへデータの送受信が可能。また、業界標準のEDI情報テンプレート（流通BMS、S-ZEDI）を標準採用する。
NTTデータでは、EBNext2 DXを利用することで、会計システムなどの改修を極小化し、安価かつ容易にZEDIを利用できると説明。2020年度までに、EBNext2 DXの3万本の販売を見込む。
