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日本IBM、IBM Cloudを利用した基幹業務向けマネージドサービスを強化

Oracleソリューション向けなどを提供

 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は27日、IBM Cloudを利用するユーザー企業向けのマネージドサービス「IBM Services for Managed Applications」において、OSとOracleソリューション向けに標準運用を提供するサービスを追加し、2019年2月より提供開始すると発表した。価格は個別見積もり。

 IBM Services for Managed Applicationsは、IBM Cloud上でSAPやOracleの基幹業務ソリューションを利用したい企業などに対し、OS、データベース、アプリケーションの標準運用・保守を支援するサービス。

 従来はマルチテナント環境でのサービス提供を行っていたが、今回、ベアメタル環境上でサービス提供するメニューを新たにスタートした。ベアメタル環境では、ユーザー企業専用のサーバーリソースに対してコントロールが可能になるため、データの機密性を確保したい場合でもクラウドを利用しやすくなるという。

 またOracleソリューション向けサービスは、Oracle VMをサポートしたマルチテナントでのサービス提供となり、仮想環境の柔軟性と、Oracleライセンス費用の適切な維持管理の両立を可能にするとしている。対象となるOSは、WindowsとRed Hat Enterprise Linux、Oracle Linux。OSのみのメニューと、OSとアプリケーションを対象とするメニューが用意される。