富士ゼロックス、電子化を起点に業務プロセスと文書管理の品質向上を支援するクラウドサービスを提供

　富士ゼロックス株式会社は13日、クラウド型文書管理ソリューション「Smart Workstream」を提供開始したと発表した。

　Smart Workstreamは、富士ゼロックスの電子化ソリューションとドキュメント技術をベースに、企業の業務効率化、生産性の向上を支援するクラウド型文書管理サービス。文書を伴う業務手順や承認プロセスを業務ごとにルール化し、電子文書や証跡と連携させて管理することによって、決められたプロセスや証跡記録の抜け漏れを防ぐという。

　さらに、文書保管時の多様なアクセス権限の設定、文書改ざんを防ぎ原本性を証明するタイムスタンプ（オプション）により、組織が必要とするコンプライアンスおよびセキュリティ要件に対応した、統合的な文書管理環境を構築できるとしている。

　加えて、富士ゼロックスがこれまで提供してきた「電子帳簿保存法対応ソリューション」「契約プロセス管理ソリューション」をはじめ、提供実績のある各種業務別ソリューションを、Smart Workstreamで利用可能なテンプレートとして提供することにより、導入後短時間で利用開始できるように支援するとした。

　テンプレートの例としては、「技術継承（ものづくり）支援」「施工図書管理（プラント・工事管理）」「品質記録管理（製造）」「契約関連文書管理」「先使用権対応文書管理（研究報告書管理）」などを挙げている。

　また、富士ゼロックスの複合機との連携にも対応。管理者が設定する処理ルールに従い、紙文書の電子化から項目データの抽出、クラウド上の文書管理データベースへの格納までを自動化するオプション「データエントリーサービス」を利用できるとのこと。

　価格（税別）は、基本サービス（20ユーザーアカウント、データ保管容量1000GB）が月額8万円、初期導入費用が30万円。オプションのタイムスタンプは月額10万円、データエントリーサービスは月額2万円。なお、クラウド環境としてはAmazon Web Services（AWS）の国内データセンターを利用する。