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OKI、自社プライベート環境で現場での図面利用ができるデジタル図面活用ソフトウェア「TerioCloud Private」を販売開始

 沖電気工業株式会社(以下、OKI)は6日、デジタル図面活用のクラウドサービス「TerioCloud(テリオクラウド)」の新たな商品として、より高レベルでのセキュリティ対策を求める顧客に対し、プライベート環境で利用可能なソフトウェア「TerioCloud Private」の販売を開始した。

 TerioCloudは、デジタル化した図面をクラウド上で共有することで、モバイル端末での高速閲覧を実現し、さらにモバイル端末で図面上に記録した作業結果や写真から報告書や写真帳などの作成を可能にするするクラウドサービス。

 OKIでは、機密性データの自社内環境での保管・運用を求める顧客の要望に対応し、プライベート環境で利用可能なソフトウェアとしてTerioCloud Privateの販売を開始する。

 TerioCloud Privateは、従来のTerioCloudの機能を提供するとともに、企業内環境で利用するために必要な管理・運用機能として、利用者ごとの図面活用状況の表示・集計機能や、システム稼働状況の監視機能などの機能を標準実装する。また、TerioCloudと設計・実装の共通化を図り、顧客の要望にあわせた機能拡張をプライベート環境でも提供することを実現する。

 TerioCloud Privateの価格は個別見積もり(年間利用サブスクリプション型)。提供開始は2019年3月1日。OKIでは、TerioCloud Privateとして今後3年間で累計1億円の販売を目標とする。

 OKIでは今後、TerioCloudおよびTerioCloud Privateにより、計測器連携機能・作業支援機能など顧客の要望にあわせた機能拡張を続け、現場業務効率化に寄与していくと説明。さらに、人事データベース、ワークフロー、生産管理業務、保守点検業務などの企業内業務システムや、各種IoT機器および外部アプリケーションとも連携することで、企業内の業務改革に貢献していくとしている。