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OKI、デジタル図面活用「TerioCloud」とBoxの連携サービスを提供

 沖電気工業株式会社(以下、OKI)は15日、デジタル図面活用のクラウドサービス「TerioCloud」について、クラウドコンテンツ管理サービス「Box」との連携を可能にする「TerioCloud Box連携サービス」の提供を開始した。

 TerioCloudは、建設業や設備工事業などさまざまな企業の図面を扱う現場において、紙図面をなくし、タブレット端末によりデジタル化された図面の共有を行えるようにすることで、現場の働き方を改革するデジタル変革ソリューション。

 TerioCloud Box連携サービスは、各所で頻繁に変更、登録などが発生する大量の図面を含む各種デジタルコンテンツを社内で一元管理し、業務の効率化を図りたいというニーズに対応するサービス。図面のデジタル化・閲覧・加筆・管理を行うTerioCloudと、クラウドコンテンツ管理サービスのBoxを連携させることにより、建設現場などにおけるモバイル端末でのデジタル図面利活用とそのデータの企業内での一元管理を可能とし、図面を利用、管理する幅広い業務の効率化を実現する。

 サービスでは、TerioCloud上のファイルを自動的にBoxに反映するとともに、Box上のファイルを自動的にTerioCloudに反映する。また、TerioCloudへの反映にあたり、Box上のCADファイルを加筆情報の付加が可能なPDFに変換する。反映の対象となるファイルやその属性、反映のタイミングなどはユーザーが指定でき、管理者による各種設定やエラー通知などの機能も備える。

 サービスを導入することにより、顧客は従来それぞれの現場や部門で日々行っていたファイルの登録や版数管理、利用者への通知などの業務から解放され、登録ミスや登録漏れの削減などの効果も期待できるとしている。

 サービスの価格は個別見積もり。OKIでは、TerioCloud全体として今後3年間で10億円の販売を目標とする。

サービス提供イメージ