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キヤノンMJ、映像要約技術を活用した映像解析ソフト「BriefCam」新バージョンを発売
2018年10月15日 15:11
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は15日、イスラエルBriefCamの映像解析ソフトウェア「BriefCam」の新バージョンを発売した。価格は個別見積もり。
BriefCamは、映像をオリジナルの約3~5%の時間の映像に短縮し、大きさや色などさまざまな条件で検索でき、確認したい対象の映像に瞬時にアクセスできる映像解析ソフトウェア。
新バージョンでは、市場からの要望が多かった、複数映像を同時に検索可能な「マルチカメラサーチ」や、フィルター結果を自動でグラフ表示する「グラフ作成機能」、映像の中の人物・車両を一覧表示する「サムネイル表示」などの新機能を搭載し、映像分析のさらなる効率化を実現した。
性能面では、GPUの活用により映像解析の処理速度を従来比200%に高速化。60分のオリジナル映像の場合、従来の半分となる約6分で処理が可能となり、長時間の映像分析の効率化を実現する。
マルチカメラサーチ機能は、特定のオブジェクトを複数のカメラで撮影した映像から同時に検索可能となり、複数の映像を瞬時に確認し、指定したオブジェクトの映像にアクセスしやすくなる。
グラフ作成機能は、新たに追加された条件(子ども、服装、電車、飛行機、動物など)や、大きさ、方向、速度など、さまざまな条件で映像データを定量分析するためのグラフを作成でき、観光地の混雑状況の可視化や交通量調査などに活用できる。また、検索結果のサムネイル表示機能により、視認性が高まり、映像確認の作業効率を向上した。
キヤノンMJでは、映像管理基盤のビデオ管理ソフトウェア「XProtect」を中核とした映像解析ソリューションを拡大するため、映像解析用途としての需要増加が見込まれるBriefCamの機能強化、ラインアップ拡充を展開していくとしている。