キヤノンMJ、録画映像確認の効率化を実現する映像解析ソフト「BriefCam Syndex Pro」を発売

　キヤノンマーケティングジャパン株式会社（以下、キヤノンMJ）は5日、イスラエルのBriefCamと販売代理店契約を締結し、録画映像確認の効率化を実現する映像解析ソフトウェア「BriefCam Syndex Pro」を販売すると発表した。発売は10月5日。価格は個別見積もり。

　BriefCam Syndex Proは、防犯カメラなどにより蓄積された録画映像の確認作業を短縮できるソフトウェア。映像の中で、背景と動きのあるオブジェクトを分けてデータベース化することで、異なる時間のオブジェクトを同時に表示し、オリジナル映像の約3～5％の時間に短縮した映像に加工できる。

　オブジェクトを、色・方向・速度・大きさ・軌道などの条件で抽出し、確認したい対象の映像に瞬時にアクセスが可能。また、キヤノングループのMilestone Systemsの映像管理ソフト「XProtect」と連携でき、さまざまなシステムと連携した統合的な映像管理を行える。

　キヤノンMJでは、BriefCam Syndex Proは世界40カ国以上で使用されており、主に法的執行機関、警備会社、空港などの重要インフラ施設で利用されており、世界的スポーツイベントにおいても活用された実績もあると説明。また、セキュリティ用途に加え、来店客の動線や交通量の傾向を把握するマーケティング分析に活用できるとしている。

　キヤノンMJは、今後もキヤノン製のソフトウェアに加え、海外製の優れたソフトウェアやソリューションを国内で積極的に展開することで、入力（ネットワークカメラ）、録画（XProtect）、映像解析ソフトウェアをワンストップで提供し、国内市場のニーズに応えていくとしている。また、10月11日～13日に東京ビッグサイトで開催される「テロ対策特殊装備展（SEECAT）’17」のキヤノンブースで、製品を展示する予定。