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Talend、データ統合ソリューションのアジア太平洋地域向けクラウドインフラセンターを東京に開設

 米Talendは10日、ビッグデータのクラウド統合プラットフォーム「Talend Cloud」のアジア太平洋地域(APAC)における拡大と成長をサポートするため、APAC向けクラウドインフラセンターを東京に開設すると発表した。

 Talendでは、同社のAPAC地域におけるビジネスは年100%を超える成長率で拡大しており、同地域の企業に向けてデータ保管、データプライバシーおよび性能に関する要件を満たしながら、多様なデータやアプリケーション、APIをビジネスに活用するためのサポートを提供していると説明。

 こうした需要の増加に対応するため、新たに開設するAPACのクラウドインフラセンターは、Amazon Web Services(以下、AWS)上に構築され、Talend CloudはAWS APAC 東京リージョン上で稼働、AWS APAC シンガポールリージョンがバックアップサイトとなる。

 今回のAPACクラウドインフラセンターの開設により、APAC地域でTalend Cloudサービスを使用している顧客は、高スループットと低レイテンシーによる高速なパフォーマンスを得ることができると説明。また、日本国内にデータを維持することで、データセキュリティ違反のリスクが軽減され、セキュリティ対策に関する企業の負担が軽減されるとしている。

 また、新しいクラウドインフラセンターは、日本国内に独立したTalend Cloudのインスタンスを提供。これにより、ユーザーはデータ保管、データセキュリティ、および運用上のベストプラクティスについて、高い基準を維持でき、業界および政府の規制変更に柔軟に対応できるとしている。