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ネオアクシス、NotesからSharePoint Onlineへの移行ツールを提供 文書閲覧権限の移行にも対応

 ネオアクシス株式会社は13日、IBM Notes/Domino(以下、Notes)上に存在するデータ資産をSharePoint Onlineへ移行するツール「SharePoint Online向け『Notes Data Converter』」を発表した。価格は200万円(税別)からで、同日より販売を開始している。なお、オフィス家具を提供する株式会社オカムラにて、すでに利用開始されているという。

 SharePoint Online向け「Notes Data Converter」は、移行対象となるアプリケーションを限定せず、NotesからSharePoint Online上の各種アプリケーションへデータ移行を円滑に行えるように支援するもの。

 従来の移行ツールでは、NotesのディスカッションからSharePoint Onlineのディスカッションリストへ、といった標準的なアプリケーションしか移行できず、移行対象のアプリケーションが限定される、移行したデータの閲覧権限を再現できない、といった課題があったという。

 このため、移行作業を人手で行う必要が生じていたものの、手作業では移行工数やコストが増加するほか、データ移行を手作業で実施する場合、移行漏れや移行ミスなどが発生しやすい、といった点が問題になっていたとのこと。

 これに対してSharePoint Online向け「Notes Data Converter」では、移行するアプリケーションに制限がないだけでなく、文書データの更新者情報・閲覧権限といった情報も移行できるので、手作業によるデータ移行時と比べ、作業負荷を約90%削減可能とした。

 なおオカムラでは、約4万件のNotesアプリケーションのデータ移行に際して同ツールを採用し、7月より利用を開始している。

 採用にあたっては、手作業に比べて移行漏れリスクが少なく品質が保証される点、文書データだけではなく文書データの閲覧権限も移行できる点、移行作業の工数削減によってコストが抑えられる点などを評価したとのことだ。