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インテック、大規模バッチ向け高速開発ツール「ODIP」の提供を開始

 株式会社インテックは6日、株式会社インテリジェント・モデルと販売代理店契約を締結し、大規模バッチ向け高速開発ツール「ODIP(Ontology Driven information Processing、オーディップ)」の提供を開始した。

 ODIPは、あらかじめ「入力」「加工」「出力」といったユーザー独自の仕様を設定するだけで高品質なバッチ処理を実現できる、100%モデルドリブン(GUIで登録した仕様に基づいて処理を実行する方式)のシステム構築ツール。

 業務ロジックを簡単なGUI操作で定義することでバッチ処理が可能で、レコード間集計、クロス集計など複雑な加工処理もGUI操作で簡単に定義できるなど、生産性向上を実現。複雑な処理を1つのプロセスで処理でき、プロセス数の削減を推進するとともに、既存のプロセスへ新たな目的別データの追加も容易で、システムの肥大化を防止する。

 業務処理の見える化にも貢献し、GUIによる一元管理で誰が見てもどんな処理か分かる状態にでき、影響分析が容易で、設計書としても利用可能。モデルドリブン型ツールによるヒューマンエラーの排除、処理の最適化、統合化による処理数の大幅な削減(I/O時間の極小化)など、高品質、高性能なバッチ処理を実現する。

 インテックでは、バッチ処理は企業における業務の根幹であるにもかかわらず、多くの企業が生産性の低下・処理時間の増大・属人化・障害の多発・品質の劣化といった課題を抱えていると説明。ODIPがこれらの課題を解決し、さまざまな企業に相応するツールであると考え、提供を開始するとしている。

 また、インテックの強みである業務ノウハウと開発力、サポート力を駆使することでODIPに新たな価値を付加し、顧客企業の課題解決に貢献するとしている。