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日立ソリューションズ、複数のスマホ決済を利用できるマルチ決済ソリューションを販売

 株式会社日立ソリューションズは5日、商業施設運営事業者や決済代行事業者、スマート決済向けPOS端末事業者などを対象に、複数のスマートフォン決済を利用できるソリューション「PointInfinity マルチ決済ゲートウェイ」を10月1日から販売すると発表した。

 これに伴い、日立ソリューションズは、台湾の騰雲科技服務股份有限公司(以下、TC社)と、アジアで25施設、8000店舗で実績のあるキャッシュレス決済システム「O-Link」の販売代理店契約を締結した。

 ソリューションは、O-Linkと日立ソリューションズのポイント管理ソリューション「PointInfinity」を連携し、ポイント管理とマルチ決済を実現するもの。10月1日時点では、中国のAlipayやWeChatPayに対応しており、次のステップでは株式会社NTTドコモの決済サービスの「d払い」にも対応していく。また、顧客の要望に応じて、決済機能だけを導入することも可能で、国内のマルチポイントに対応したサービスにも適用できる。

 大規模小売店や商業施設、コンビニエンスストアなどを運営する企業は、ソリューションを利用することで、個々のキャッシュレス決済ごとにインターフェイスを構築する必要がなくなり、自社のポイント管理とともに、消費者の多様なキャッシュレス決済にも対応できるようになり、将来的にはさまざまなポイントサービスにも対応可能としている。

 サービスの料金は、30万会員未満または月間取引件数100万件未満の場合の参考価格で、月額35万円(税別)から。

 日立ソリューションズでは今後、PointInfinityに蓄積されたデータをAIで分析し、店舗の売上や会員の購買行動予測、離反防止、ランクアップなどに繋げるサービスを拡充することを検討していき、導入企業の効果的なデータ活用、デジタルマーケティングを実現していくとしている。