ニュース

NECソリューションイノベータ、ドローンを活用した「NEC GIS農地面積測量サービス」を10月提供

 NECソリューションイノベータ株式会社は5日、果樹産地における優良品種への改植などの取り組みを支援する「NEC GIS農地面積測量サービス」を10月に提供開始すると発表した。

 NEC GIS農地面積測量サービスは、果樹産地で優良品種へ改植する際、農林水産省による果樹経営支援対策事業の補助金申請に必要な業務を支援するサービス。ドローン測量技術を用いて園地測量を行い、地理情報システム(GIS)上で園地面積を計算する。さらに、補助金の申請に必要な情報の入力から申請書の作成までの業務をクラウドサービスとして提供することで、園地面積の測量や補助金の申請に必要な業務の効率化を支援する。

 また、ドローンで撮影した園地情報をGIS上に登録し、耕作放棄地や放任園地の状況や作物の生育状況、作柄などの可視化が可能。これらを生産戦略や販売戦略といった果樹産地構造改革計画などに活用することで、産地全体の活性化を支援する。

 価格(税別)は、サービス利用が3IDで年額43万2000円、ドローン撮影が1圃場あたり9600円。サービス利用は3IDから、ドローン撮影は50圃場から。NECソリューションイノベータでは、今後3年間で60団体への提供を目指す。

改植範囲の表示イメージ