サイオステクノロジー、クラウド運用自動化サービス「SIOS Coati」新バージョン、無償版も提供開始

　サイオステクノロジー株式会社は9日、パブリッククラウドの運用自動化サービス「SIOS Coati」 の新バージョンの提供を開始した。

　SIOS Coatiは、Amazon EC2インスタンスを監視し、障害発生時には自動で復旧させる運用自動化サービス。2017年2月の提供開始以来、運用にコストをかけられない企業や、運用コストを削減したい多くの企業に利用される一方、より運用に即したきめ細かな設定をしたい、気軽に試してみたいといった要望が数多く寄せられたとして、サービスをリニューアルした。

　運用に即したきめ細かな設定機能としては、監視対象のインスタンス／サービス範囲、内容を、個別にモード選択を可能とした。また、障害検知後のインスタンス／サービス復旧動作の内容も、個別にモード選択が可能。障害対応レポート送信タイミングもモード選択が可能で、これらの設定を簡単に行えるよう、設定画面を刷新した。

監視モードの設定画面

　ローコストでスピーディーに導入したい、気軽に試してみたいという要望への対応としては、これまで必要だった監視のための初期構築を不要にする完全自動化を実現した。

　さらに、利用期間やインスタンス数が無制限で、インスタンスの監視頻度が30分間隔となる無償版サービスの提供を開始した。有償版は、監視頻度が2分間隔、監視時間に応じた完全従量課金で、料金は1時間1インスタンス5円（税別）に変更。最低利用料金3万円（税別）は廃止となる。