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Veeam、Office 365向けバックアップソリューションの新バージョンを発表

OneDrive for BusinessやSharePoint Onlineの保護に対応、無償版も提供

 スイスのVeeam Software(以下、Veeam)は7月24日、Office 365向けのバックアップソリューション「Veeam Backup for Microsoft Office 365」について、新バージョンとなるVersion 2を発表した。

 新バージョンでは、OneDrive for Business、SharePoint Online、Exchange OnlineおよびオンプレミスのSharePointとExchangeのデータ保護に対応。VeeamとMicrosoftのソリューションを組み合わせることで、ユーザー企業はデータを完全に制御できるようになり、 Exchange Online、SharePoint Online、OneDrive for Businessのユーザーのアベイラビリティが確保できるようになるとしている。

 OneDrive for Business向けには、新たに用意された「Veeam Explorer for Microsoft OneDrive」により、ファイルおよびフォルダのエクスポート機能と復元機能を提供。Office 365 OneDrive for Businessにおける高速かつ効率的なバックアップを実現する。

 また、SharePoint向けの新しいデータ保護機能として、SharePoint OnlineおよびオンプレミスのSharePointがバックアップできるようになり、現在すでに利用可能なVeeam Explorer for Microsoft SharePointを通じて、SharePointのサイト、ドキュメント、ライブラリおよびリストを復元することで、信頼性と柔軟性の高い復旧オプションを提供する。

 また、使いやすさとバックアップの柔軟性を向上。ジョブ・ウィザードを刷新し、Exchange Online、OneDrive for Business、SharePoint Onlineのオブジェクトをより容易に、柔軟に選択できるようにした。従来に比べてOffice 365のデータの設定、検索が簡単に行えるようになり、可視性のメンテナンスも容易になった。

 さらに、VeeamではITコミュニティへの貢献の一環として、Office 365 Exchange Online、SharePoint Online、OneDrive for Businessのバックアップと復元を無料で実行できる、Veeam Backup for Microsoft Office 365 Community Editionの提供も開始した。ユーザー数が10人以下、保護対象のSharePointデータが1TBまでという制限があるが、機能については有償バージョンと同様となる。