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IIJ、大規模事業者などに向けたメールシステムのアウトソーシングサービス「xSPプラットフォームサービス/Mail」

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は1日、メールシステムのアウトソーシングサービス「IIJ xSPプラットフォームサービス/Mail」を発表した。ISPやCATV事業者など、コンシューマにメールサービスを提供する大規模事業者向けに、12月より提供開始する。

 IIJ xSPプラットフォームサービス/Mailは、コンシューマ向けメールシステムの構築から運用までを、クラウドサービスとして提供するもの。大規模なユーザー会員を持つサービス事業者がこのサービスを利用すると、自社で設備を構築・所有することなく、メールシステムをすべてアウトソースできるため、運用負荷の軽減、コストの最適化を実現できるという。

 数百万~数千万アカウントのメール運用にも対応可能なシステム基盤を提供するほか、既存システムのユーザーインターフェイスを踏襲したり、独自認証IDに対応するなど、ユーザー企業のニーズにあわせて柔軟にカスタマイズを行うことができる。また、既存のメールシステムからの移行する場合には、専用ツール群や支援体制を用意しており、シームレスな移行に対応するとのこと。

 サービス設備は、東日本、西日本にあるIIJのデータセンターに冗長化され、DR対策によって事業継続性を確保。さらに、専任エンジニアによる24時間365日の運用体制により、高品質なサービスを提供可能としている。

 なお今回は、Webメール/メールボックスのベースとしては、Synacorの「Zimbra」を採用。今後、利用可能なソフトウェアのラインアップを増やしていく予定だ。

 料金は、初期費用、月額費用ともにアカウント数/メール容量などに応じた個別見積もり。ただし、アクティブユーザー/非アクティブユーザーを考慮した課金体系となっており、非アクティブユーザーはアクティブユーザーよりも安価に提供するとのこと。