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ニュートン・コンサルティングとセゾン情報、GDPR対応を含むサイバーセキュリティ関連事業を共同で推進

 ニュートン・コンサルティング株式会社と株式会社セゾン情報システムズ(以下、セゾン情報)は30日、セゾン情報のファイル連携ミドルウェア「HULFT」とパートナーのソリューションを組み合わせ、顧客への価値提供を目指す「HULFTコラボレーションパートナー」契約を締結したと発表した。両社はこの協業において、HULFTユーザーを主な対象に、GDPR(EU一般データ保護規則)対応を含むサイバーセキュリティソリューション事業を共同で推進するとしている。

 2018年5月25日に施行されたGDPRでは、違反した企業に巨額の制裁金が科せられる可能性があるものの、国内における対応状況は万全とはいえず、多くの組織ではまだ、対応が必要かどうかの判断がつかないといった状態にあるという。さらに今後、GDPRの施行を受けて、他地域でも個人情報保護への対応は加速することが予測されているとのこと。

 そこで今回、ニュートン・コンサルティングとセゾン情報システムズは協業し、組織/企業に求められる、GDPR対応を含めたサイバーセキュリティソリューションを提供することにしたという。

 両社の協業では、ニュートン・コンサルティングがコンサルティングサービスを提供。セゾン情報はIT基盤製品およびユースケースを提供する。また、組織/企業に求められるGDPR対応施策を効率的・効果的に実現するワンストップサービスを提供し、対応状況の把握、ギャップ分析、対応方針の策定から、ITシステムとしての実現まで、一貫したサポートを実現するとした。

 このほかサイバーセキュリティ対策としては、システム対応はもちろんのこと、経営層の意識醸成、サイバー人材の育成、技術的対策や運用ルール面の評価、被害発生の演習から検証まで、さまざまなサービスをトータルに支援する考えだ。