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サイバーエージェントが「AMD EPYC」搭載サーバーを採用、インターネットサービスの将来的なインフラ構築に備え

 日本AMD株式会社は26日、株式会社サイバーエージェントが、提供しているインターネットサービスの将来的なインフラ構築に備え、AMDの最新プロセッサ「EPYC 7000シリーズ」を搭載するサーバー製品「TYAN Transport SX」を採用したと発表した。

 EPYCは、Zenアーキテクチャを採用したAMDの最新サーバー向けプロセッサ。最大で32コア、2TBメモリをサポートする高い性能と拡張性を備えており、デル、日本ヒューレット・パッカードから搭載サーバーが提供されるなど、サーバーベンダーでの採用も広がっている。

 今回、サイバーエージェントが採用したシングルソケットのTyan Transport SXは、EPYCが提供する8/16/24/32のコア数と、最大2TBのDDR4 RAMをサポートしており、サイバーエージェントのビジネスの拡大に沿った幅広い選択肢を実現するとのこと。

 また今回の導入により、サイバーエージェントは、OpenStack Block Storage管理アプリケーション「CINDER」下で必要とする、膨大なNVMeストレージにも対応可能になったとしている。

 サイバーエージェント 技術本部 部長の田中淳氏は、プレスリリースの中で、「EPYCベースのシステムにより、セキュリティを確保し、拡張性に優れたインフラを実現すると同時に、TCOも削減できた」とコメントしている。