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NTTデータビジネスブレインズ、電子帳票システム「Pandora-AX」新版を今秋リリース

ワークフロー機能やHTML5対応などを実現

 株式会社NTTデータビジネスブレインズは18日、電子帳票システム「Pandora-AX」の新バージョンを今秋リリースすると発表した。

 Pandora-AXは、仕訳帳や総勘定元帳・領収証・請求書といった、国税関係帳簿・書類を保存・管理できる電子帳票システム。

 新バージョンでは、総合的なコンテンツの管理・情報活用の第一弾として、帳簿データ・帳票データ・スキャナで読み取ったイメージデータの保存・統合管理を実現。従来製品の電子帳票、DataArchive、ScanArchiveの機能を統合し、ワンパッケージでサービスを提供する。

 また、帳票データ・スキャナで読み取ったイメージデータのワークフロー機能を実現し、紙で回していたワークフローの電子化を可能にする。電子帳簿保存法スキャナ保存の対象となる領収書や請求書の電子化において、担当者が確認し、経理が承認するような場面で利用できる。金融機関では、口座振替依頼書や本人確認証等の店舗で処理される書類の電子化にも利用できる。

 統合検索機能も実現し、帳簿データ・帳票データ・スキャンデータなどの管理しているコンテンツすべてを、1つの検索画面から統合的な検索を可能にする。検索履歴やお気に入り機能も用意し、必要なデータに簡単にたどりつけるようにする。

 コンテンツにリンクを設定することで、関連するコンテンツを呼び出せる機能も実現し、第一弾として、帳簿データにひも付くスキャンデータを呼び出せる機能を搭載する。これにより、帳簿データからその取引で入手した請求書などをワンクリックで呼び出すことができるようになる。

 環境面では、完全インストールレスを実現。ActiveX技術から脱却し、HTML5に対応することで、ブラウザー単独で動作するビューアを提供する。ユーザーは、ブラウザーがあれば新バージョンを利用できるため、モジュールのインストールやダウンロードは不要となる。また、各種ブラウザー、デバイスで動作するマルチブラウザー・マルチデバイス対応となり、外出先や工場や倉庫での活用など利用シーンが広がるとしている。

 デザイン面では、ユーザーインターフェイスを刷新。マテリアルデザインを採用することで、1度の操作体験でサービスを理解できる、マニュアルいらずの直感的で分かりやすく使いやすいユーザーインターフェイスを利用できるとしている。