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京セラ、「AWS IoT 1-Click」に対応したIoTボタンデバイス「LTE-Mボタン」を製品化

ソラコムが「SORACOM LTE-M Button powered by AWS」として今年度下期発売予定

 京セラ株式会社は4日、IoT向けの通信方式「LPWA(Low Power Wide Area)」のひとつである「LTE Cat.M1」と、日本におけるAmazon Web Services(AWS)の「AWS IoT 1-Click」サービスに対応した、日本で初めてのボタンデバイス「LTE-Mボタン」を製品化したと発表した。

 京セラでは、AWS IoT 1-Clickサービスを活用する企業に製品を広く提供することで、IoT事業の拡大を目指す。また、製品は株式会社ソラコムから「SORACOM LTE-M Button powered by AWS」として、今年度下期に発売される予定。

 AWS IoT 1-Clickは、AWSが提供する、アクションを実行するAWS Lambda関数をシンプルなデバイスでトリガーできるようにするサービス。サポート対象のデバイスを利用することで、AWS IoT 1-Clickの使用を簡単に開始できる。

 LTE-Mボタンは、AWS IoT 1-Clickに対応するボタンデバイスで、幅広い通信エリアをカバーし、初期設定の際に通信設定の必要がなく、ボタンひとつという単機能の特長を生かしてすぐに使い始めることが可能。例えば、サービス業や設備管理業での顧客からの注文や、サポート依頼、製造業におけるライン機材の点検結果の報告、高齢者の介護スタッフとの簡便な連絡手段などに適したデバイスとしている。

 LTE-Mボタンのサイズは約97×33×13.7mm、重量は約49g。電源は単4アルカリ乾電池2本。対応通信規格はLTE Cat.M1(LTE-M)。アンテナは内蔵型アンテナ。SIMはeSIM。