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アズジェント、ビジネスメール詐欺対策ソリューション「IRONSCALES」を販売

 株式会社アズジェントは22日、イスラエルのIronscalesとディストリビュータ契約を締結し、ビジネスメール詐欺対策ソリューション「IRONSCALES」の販売を開始すると発表した。

 IRONSCALESは、機械学習を用いて個人にとっての高度ななりすましメールを検出するとともに、フィッシングメールの情報を組織内で共有、メールボックスから隔離する機能を兼ね備えた、アンチフィッシングプラットフォーム。機械学習を用いることで、メール内のURL、添付ファイルのスキャンを行うだけでなく、受信者個人のメール利用傾向に応じた「なりすまし」を検出する。

 例えば、「普段やり取りを行っている相手からの全く違和感のないメールであっても、普段と異なるメールサーバから送られている」といった、なりすましの証拠を発見し、画面上のアラート表示で注意を促す。また、従業員がフィッシングメールを発見した際には、IRONSCALEのレポート機能を使い、ワンクリックで報告/分析を行うことが可能。PIを用いてOffice 365やGmailと連携するため、MXレコードの変更不要で導入できる。

 ソリューションは、機械学習のアルゴリズムを用いて、個人のメールボックスの振る舞いを分析し、ビジネスメール詐欺のような高度なフィッシングメールから、従業員を保護する「IronSights」、ワンクリックでフィッシングメールの報告ができるレポーティング機能を提供する「IronTraps」、IRONSCALES利用組織によって報告されたフィッシングメールのインテリジェンスを匿名化して共有する「Federation」、フィッシングのシミュレーションツールによって、従業員のセキュリティ意識を可視化する「IronSchool」の4つのモジュールから構成される。

 IRONSCALESの販売開始は6月中旬を予定。販売価格は500ユーザー375万円から。アズジェントでは、初年度50社への販売を目指す。また、6月13日から幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2018」に、IRONSCALESを出展する。