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TIS、グローバルグループ経営管理の会計ガバナンスを強化するクラウドサービス「ACTIONARISE Governance」

 TIS株式会社は16日、グローバルにおけるグループ経営管理の会計ガバナンスを強化するクラウドサービス「ACTIONARISE Governance」の提供を開始した。

 ACTIONARISE Governanceは、APIで子会社の取引明細データを自動収集し、経営管理に求められる属性を保持したままグループ共通基準の仕訳データに自動変換することで、グループ本社の財務経理・内部監査部門が統一基準でモニタリングできるクラウドサービス。子会社の会計ガバナンス強化により、グローバルにグループ展開する企業の内部統制や早期不正検知を容易にする。

「ACTIONARISE Governance」の全体像

 APIを活用することで、収集先のシステムを選ばない自由度を実現し、TISが開発した「自動仕訳エンジン」により、さまざまな取引データを統一基準へ自動変換する。財務経理・内部監査部などのエンドユーザーが簡単に操作できる、データ抽出・変換の設定変更が可能なUIを提供。収集した取引データをさまざまな用途に加工できるシンプルなモニタリング画面やレポート機能を提供することで、会計監査時の確認作業の効率化を実現する。

 また、クラウドサービス形式で提供されるため、1社あたり月額10万円(税別)からの低コストで、最短1カ月でのスピーディーな導入が可能。また、ACTIONARISE Governanceの導入と定着化に向け、基本セットアップ支援、初期トレーニングサービスをオプションとして提供する。費用は個別見積もり。

 TISでは、グローバルに事業を展開し子会社を多く持つ企業を中心にACTIONARISE Governanceを提供していき、2020年までに子会社を含めた累計で1500社への導入を目指す。