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日本ヒューレット・パッカード、SMB向けのWindowsファイルサーバーバックアップ/仮想化基盤構築パッケージを提供

 日本ヒューレット・パッカード株式会社は16日、Windows OSのファイルサーバーを簡単に丸ごとバックアップする「データ安心パック」と、仮想化基盤の構築を簡単かつ短時間で実現する「仮想化HA(High Availability)自動化パック」の2種類のソリューションパッケージを、パートナー企業と共同で中堅・中小企業(SMB)向けに提供を開始した。

 日本ヒューレット・パッカードでは、HPE(ヒューレット・パッカード・エンタープライズ)の最新ハードウェア製品とパートナー企業の中堅・中小企業向けソリューションを組み合わせたソリューションパッケージを提供する、グローバルなパートナープログラムを展開している。

 今回、このパートナーエコシステムの一環として、デジタルテクノロジー株式会社、クエスト・ソフトウェア株式会社、新興サービス株式会社と共同で「データ安心パック」を、株式会社国際テクノロジーセンターと共同で「仮想化HA自動化パック」の提供を開始した。ソリューションパッケージは、日本ヒューレット・パッカードのパートナーを介して、全国の販売店から中堅・中小企業向けに提供される。

 データ安心パックは、Windows OSのファイルサーバーを簡単に保護・復旧し、機器障害やランサムウェアのダメージから守るソリューションパッケージ。検証済みのサーバー「HPE TM200」と、Questのデータ保護ソフトウェア「Quest Software Rapid Recovery 6.1.2」を組み合わせることにより、高度な専門IT知識を持つ管理者がいなくても短時間での導入・展開と、簡単な運用を実現する。

 ソフトウェアを含むデータ安心パックのパッケージセットはデジタルテクノロジーが提供し、保守は新興サービスが窓口となって行う。

 データ安心パックの構成は、Quest Software Rapid Recovery 6.1.2の3年保守付きライセンス(バックアップ対象は物理サーバー3台まで)、外付けUSB HDD(データ安心パック展開イメージ)、マニュアル(データ安心パックの構築、運用、復旧マニュアル)、データ安心パック保守サポート3年間と、ハードウェアとしてHPE TM200が2台、OSはMicrosoft Windows Server 2012 R2 Standard。標準価格は212万4000円(税別、4TB)から。

 仮想化HA自動化パックは、国際テクノロジーセンターの「SmartHA」(自動化インストールツール)と、HPEのサーバー「HPE ProLiant DL360 Gen10」およびストレージ「HPE MSA 2050」、関連機器やソフトウェア、保守をセットにした仮想化パッケージ。

 SmartHAは、ホスト障害の際にも仮想マシンの稼働を最大化する機能「vShpere HA」を、0.5人日で簡単に設定・構築できるようにするソフトウェア。HPEのハードウェアとSmartHAをパッケージとして提供することで、仮想化環境の導入や運用に関わる手間とコストを大幅に軽減する。

 仮想化HA自動化パックの構成は、VMware vSphere Essentials Plus Kitと、HPE ProLiant DL360 Gen10が2台、HPE MSA 2050が1台、SmartHA USBが1個。参考価格は382万1300円(税別)。