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NECフィールディング、Windows 10の導入検討から構築・運用をトータルに支援するサービス

 NECフィールディング株式会社は13日、Windows 10の導入をトータルに支援するサービス「クライアントPCおまかせサポート」を発表した。

 Windows 10では、従来のOSのように、3年~5年といった単位でメジャーバージョンアップを行うのではなく、継続的にOSがアップデートされていくようにあらためられているため、導入にあたっては、定期的なアップデート運用を考慮して導入計画を立案・運用していく必要がある。

 今回発表されたクライアントPCおまかせサポートは、Windows 10の導入を計画している企業に向け、導入前のコンサルティングから、設計・構築、運用、保守まで、PCクライアントのライフサイクルにあわせたサービスを総合的に提供するもの。

 従来、NECフィールディングが提供してきたActive Directoryドメイン構築/運用支援サービス、デスクトップ仮想化ソリューション、操作教育、ヘルプデスク、サポートサービスなどのサービスメニューに、1)同社が長年培ったノウハウをもとにWindows 10を導入する際の課題を解決する「アセスメントサービス」、2)「WSUS構築サービス」、3)「アップデート評価検証代行サービス」の3つを追加し、体系化した。

 1)のアセスメントサービスでは、Windows 10をスムーズに導入するため、ユーザー企業の既存環境や運用状況についてアセスメントを実施し、企業ごとに最適なWindows 10導入計画を策定する。また、その企業の業務に応じ、アップデートを円滑に運用するための運用計画を提案するとした。

 2)は、Windowsの更新ファイルを集中管理するアップデートサーバー(WSUS)を構築するサービス。OSのアップデートでは、膨大な配信データに起因するネットワーク負荷が生じてしまう。これに対処するためにWSUSを導入し、業務への影響を最小限に防止するための配信トラフィックの最適化や配信制御を実施できるようにする。

 3)では、OSアップデート後の不具合を未然に防止するために、アップデート時の評価検証を代行する。これにより、デバイスが認識しない、アプリケーションが起動しないなど、アップデート後に生じる可能性がある不具合を未然に防ぐとした。