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Microsoftが4月の月例パッチ公開、「Windows 10 Anniversary Update」はサポート終了

 日本マイクロソフト株式会社は11日、4月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。日本マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。

 対象となるソフトウェアは、Windows、Microsoft Edge、Internet Explorer(IE)、Office、Office ServersおよびWeb Apps、ChakraCore、Visual Studio、Azure IoT SDK、Adobe Flash Player。また、Malware Protection Engineを対象とした修正パッチが、4月4日に定例外で公開されている。

 これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるのは、Windows(Windows 10/8.1/7、Windows RT 8.1、Windows Server 2016/2012 R2/2012/2008 R2)、Microsoft Edge、IE、ChakraCore、Adobe Flash Player。修正パッチの含まれる脆弱性の件数は、Adobe Flash Playerのものを除いてCVE番号ベースで65件で、うち最大深刻度が“緊急”のものが22件。

 また、「Windows 10 バージョン1607(Anniversary Update)」のサポートが米国時間4月10日に終了となっため、同OSへの修正パッチの提供は今回が最後となる。日本マイクロソフトでは該当ユーザーに対して、最新版のWindows 10へのアップデートを呼びかけている。「Windows 10 バージョン1511(November Update)」のEnterprise/Educationエディションに提供されていた追加サービスについても同様に、今回の修正パッチの提供が最後となる。