ニュース

IIJ、医療・介護情報共有プラットフォーム「IIJ電子@連絡帳サービス」のモバイル版を提供開始

愛知県の東三河ほいっぷネットワークがサービスを採用

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は26日、医師や看護師、介護士、薬剤師など在宅医療に関わる専門家が、医療・介護情報を共有するためのプラットフォーム「IIJ電子@連絡帳サービス」について、タブレットやスマートフォンに特化したモバイル版の提供を開始した。

 IIJ電子@連絡帳サービスは、名古屋大学医学部附属病院 先端医療・臨床研究支援センターが開発した情報共有ツール「電子@連絡帳」を、同センターとの共同研究によりクラウド型サービスとして商用化。医療情報の取り扱いに関わる各種ガイドラインに準拠した、高いセキュリティレベルのクラウド基盤上で提供している。

 IIJでは、これまで提供していたPC版に加え、IIJ独自開発の機能として、新たにモバイル版を提供。タブレットやスマートフォンに特化したインターフェイスを用意することで、デバイスの特徴を活かした音声入力機能の活用や、写真・動画をアップロードが容易になり、現場で活動する医師や医療スタッフの業務効率を向上する。

 また、愛知県の在宅医療・福祉統合型支援ネットワークシステム「東三河ほいっぷネットワーク」が、IIJ電子@連絡帳サービスを採用し、3月から利用を開始。サービスの利用により、各種医療情報関連ガイドラインに準拠した高度なセキュリティ環境、クラウド環境を活かしたパフォーマンス向上、保存領域の拡大、災害対策環境(DR対策)を実現したとしている。