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セゾン情報システムズとシステムエグゼ、データ連携プラットフォーム「DataSpider」と匿名化テストデータ作成ツール「テストエース」を連携

 株式会社セゾン情報システムズは19日、データ連携プラットフォーム「DataSpider Servista」と、株式会社システムエグゼが提供するテストデータ作成ツール「テストエース」との接続検証を実施したと発表した。

 両ソリューションを組み合わせることで、多種多様なデータやシステムに存在する個人情報を含むデータの活用をより効率的に行うことができ、「データ活用」と「安全・安心」の両立を実現する手段となりうるとしている。

 テストエースは、本番環境のデータに含まれる個人情報を自動解析し、本番データと遜色ない匿名化されたテストデータを作成するツール。本番データと同品質なテストデータを作成することで、情報漏えいリスクへの対応、テストデータを作成する工数の削減、システムテストの品質向上などを実現する。

 DataSpiderは、システムの接続方法やフォーマットの違いを意識することなく、多種多様なデータやシステムとの連携処理を、コードを書くことなくGUIのみで実現するデータ連携ミドルウェア。各種クラウドサービスからメインフレームなどのレガシー資産まで、Excelなどのファイル、データベースやパッケージソフトウェアなど、さまざまな連携先に手軽に接続できるアダプタを介してデータ連携の自動化を実現する。

 両社では、テストエースとDataSpiderを組み合わせることにより、匿名化されたデータの作成のみならず、本番データの読み込みと、作成したテストデータのテスト環境への書き出しまで、テストデータに関連した業務全体について、効率化と自動化が可能になると説明。さらに、個人情報の懸念を無くした上で機械学習を実施するといった、個人情報を含むデータの活用を今後さらに進める手段となることが期待できるとしている。

 両社では、同ソリューションの組み合わせを2018年度上期に金融・保険業を中心に60社以上への提案を行ない、同年度中に15社以上の採用を目指す。