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セゾン情報システムズとファイルメーカー、データ連携分野で協業

 株式会社セゾン情報システムズは8日、ファイルメーカー株式会社と協業し、FileMakerプラットフォームと基幹システムやBIツールとのデータ連携に関する取り組みを行うと発表した。

 具体的には、セゾン情報システムズが販売するEAIツール「DataSpider Servista」やデータ変換/加工ツール「DataMagic」を用いて、「FileMaker Pro」をはじめとするFileMakerプラットフォームのデータ入出力周りの負荷軽減、他システムとの連携を支援するという。

 ファイルメーカーの「FileMaker Pro」のデータソースとして使用する多くのアプリケーションは、さまざまな独自のファイル形式を利用しており、それらに応じて使用されるデータフォーマット、文字コードも多岐にわたっている。そのため、FileMaker Proへこれらのデータを取り込むためには、アプリケーションやデータベースとの連携や、取り込むファイルの文字コードやデータフォーマットの統一といった作業が必要になる。

 しかし、システム連携やデータフォーマット変換はプログラム開発や検証が必要となり、大量のデータ変換処理を効率よく行うためのチューニング作業に時間を要するなど、本来すべきアプリケーション開発に注力できない点が課題とされていた。

 そこで、専門的な技術や知識を必要とせず、ドラッグ&ドロップで簡単にシステムを連携させることが可能なEAIツールDataSpider Servistaや、データ加工、データ変換プロセスに特化した超高速データ変換アクセラレータのDataMagicを活用。ノンプログラミングで複数データの結合、集計、文字列の切り出しといったデータ加工や、他システムとの連携の自動化を実現するとした。

 なお、両製品はFileMaker Proとの接続検証を完了しており、さらにDataMagicの次期バージョンでは、「ODBCオプション」の対応データベースとしてFileMaker Proが追加される予定。